テルノグ

文章もお絵描きも、かきたいときだけかく。

【GTD 0】アタマの中の余計なモノをすべて書き出してやることを決める方法

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GTD(Getting Things Done)。

「げってぃんぐ すぃんぐす(下唇をかみながら)だん」と読む。

デヴィット・アレン氏が提唱した、個人の仕事の手順(フロー)である。

 

何かというと、「やること、やらなくちゃいけないことをアタマに入れ過ぎて身動きが取れなくなりがちなので、一度気になることを全部リストに書き出してアタマの外に出してから、1つ1つやるやらないを決めよう。できなければできるところまで噛み砕こう。まずは全部書き出してからだ!!」

というものである。勿論もっと複雑だ。

 

わたしは2012年くらいに知って、本やwebを資料に独学で始め、挫折。

その2年後くらいにEvernoteを利用し、こうかな~?と再開し、挫折。

現在は、書き出したリストをバレットジャーナルやバーチカル手帳、ほぼ日手帳に移して、ほそぼそとタスク管理をしている。諦めきれなくて、バレットジャーナルにもGTDのフローを書いたページを追加してある。

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 その記事。↓↓↓

www.terunobu.online

 

 

挫折してばかりのわたしだが、今回、3度目のチャレンジに挑もうと思う。

挑む前にGTDをおさらいしておく。

 

 

 

ステップ1 収集

アタマの中の気になることを全部書き出し、Inboxに入れていく。Inboxというのは、メールボックスの受信メール欄のタスク版だ。物理的な箱でもトレイでもいいし、紙にInboxとタイトル書いてつらつらと書き出してもいい。なかなか提出できてなくて気になってる書類をトレイにぶち込むでもいい。腹の肉が気になるからと言って腹から切り取ってトレイに入れるわけにもいかないので、そういう入れることが無理なモノゴトの場合は紙に「腹の肉が気になる」と書く。

モヤモヤしていることをとにかく吐き出す作業だ。1時間軽くかかる。ネタ切れになっても捻り出す。

 

ステップ2 処理

吐き出し終わったらそれを上から順に見ていく。フローに従って振り分けていく。

例えばこんなリストがあるとしよう。(実際はもっと大量にある)

  • 爪が伸びている
  • 月末なので今月の交通費伝票を作成して上司に提出する
  • レシートが溜まっている
  • メガネがなんかすぐ下がってくる
  • 夜更かししがち
  • お金がない
  • コミックマーケット93のサークル搬入締切がいつだったか

 

これを1つ1つ処理していくのだ。

「爪が伸びている」を処理する。

  1. これは何か?
  2. 行動を起こす必要があるものか?
  3. それをやるのは難しいか?(複雑か?)
  4. 次のアクションは?(それのやり方は?)
  5. それは2分以内で出来る?
  6. 自分でやるべきことか?

 

1.で、「爪が伸びている」のは、自分の状態のことだ。と自覚する。

 

2.で、引っかかったり割れたり何か詰まったりするとイヤなので爪を切るという行動を起こす必要がある、と判断する。

 

3.で、爪切りがあればカンタンにできる、と判断する。

 

4.で爪切りを引き出しから出す。ことを思い出す。どこにあるかわからないなら、「爪切りを探す」が次のアクションだ。あるいは「爪切りを買ってくる/借りる」かもしれない。

 

5.で、4の内容に従って判断する。自宅にいて爪切りがあるなら、2分以内で可能だ。すぐやる。あるいは今はできない。買ってこないといけない。タスクリストに「爪切りを買ってくる」と追加する。週末に買いに行くなら、カレンダーに書き込んでもいい。

 

6.爪を切る行為は自分でやるべきことだし買いに行くのも自分でやることだ。

もしくは、明日は時間がなさそうだから「ちょっと爪切り買ってきて貰える?コンビニのでいいから」と人に頼む。…などと判断する。

 

こうして、気になることを解消する方法を決めていく作業を1つ1つやるのだ。

即行で終わるものから、やり始めれば終わるもの、ゴールが見えないものなど、あらゆるものを処理していく。非常に時間がかかるフェーズだ。

だけれど終われば、手帳にいくつも予定が書きこまれるし、やりたいことリストや欲しいものリストが充実することだろう。

ちなみにコミックマーケット93のサークル搬入締切は12月21日(必着)だ。

 

ステップ3 整理

ステップ2で処理したタスクを、使い慣れたツールや手帳に書き込んでいく作業である。(2分以内で出来ることならその場でやってしまって終わってるハズなので書き込まない)今月中ならバレットジャーナルのフューチャーログに書き込めばいいし、日付が決まってるなら手帳のマンスリーページに書き込むといい。時間までキッチリ決まってるならバーチカル手帳にバッチリ書き込める。ふわっとしか決まってなくていつでやってもいいなら、ほぼ日でもジブン手帳のIDEAでもバレットジャーナルのやりたいことリストでもいいので追加しておく。

 

ステップ4 レビュー

整理が終わったら、直近、例えば今週やることなどを決めていく。決まっている予定は確認する。このステップは翌週からが重い。なぜならやれなかったものがあるからだ。

やれなかった自分と向き合い、どうにかしてやっていくには?とアタマを悩ますことになる。いまだに振り返りが苦手なわたしはこのレビューがうまくいかなくて挫折をしてきた。

 

ステップ5 実行

一週間でやること、今日やること、今月中にやることをリストを見ながら実行していく。

「爪を切る」などのようにやることが単純なことは簡単だ。決めた通り、例えば「明日の帰り」「コンビニで爪切りを買い」「風呂上がりに爪を切る」のを実行すればいい。

「あとはやるだけの状態」にいかにして持っていくかがGTDのキモである。

もし「爪を切る」前に「コンビニで爪切りを買う」行動が必要なように、いくつか事前にやることがあるとしても、それが明確になっていれば「あとはやるだけの状態」と言える。

 

個人的に素晴らしくわかりやすい実践レポートを掲載しているのがこちらだ。

さすがITmedia。2006年の記事だけど超わかりやすい。(だがやるのは難しい)

 

 

ITmedia Biz.ID:写真でわかるGTD(初回編) (1/4)

GTD

2017/11/22 22:55

 

 

 

 

これらの1~5ステップを繰り返し、気になることをどんどん実行できるようにしていくのがGTDだ。実行してみると本当に大変だし、実行するまでにやる行動がありすぎる上に複雑で、分解しきれずに投げだした。

だがもう一度、もう一度わたしはチャレンジしようと思う。

 

久しぶりに「ステップ1 収集」に挑む。タスクリストを作っていく。GTDは箇条書きでシンプルなバレットジャーナルと相性がいいはずなのだ。うまくいくはずだ。

今度こそGTDをモノにしてやりたいことをガンガンやっていきたい。

…だが、もし、わたしが今後この話題を記事にしなかったら、「また挫折したんだな…」と思ってそっとしておいて頂けると嬉しい…。

 

ではまずは、収集から始めるとしよう。

【GTD 1】に続く。

ここだよ!ここ!