財布を忘れた日に考えたこと
昨日、鞄を替えたときにうっかりして財布を移すのをわすれてしまった。
気づいたのは朝出社前にお茶を買うために立ち寄ったコンビニのレジだった。
朝の忙しい時間、レジの前で財布がない。
おサイフケータイも機種変の時に引き継ぎ忘れて使えない。
もう買うのやめて戻す恥を覚悟したところで、定期に少しのチャージがあることを思い出して危機を脱した。
残高は15円。危ないところだった。
その日一日は買い物をせず(できず)に過ごしたのだが、
その間、財布がないというだけで、
あれ買おうこれ買おうといろんなほしいモノが浮かんでは
いや今日は現金がない、と胸中で戒めるのを繰り返していた。
飲み物やら残業用の食糧やら新しい靴やらカメラのレンズやらサングラスやら。
買えない状況だから浮かんでくるのか、
物欲がたまたま高まる時期なのか、
とにかく一貫性のないほしいモノがアタマに浮かんでは
「今はダメ」と内なるわたしに却下されていった。
ちょうど、ミニマリズムの本を読んだばかりだったのも良かったのかもしれないが、家に帰って現金とクレジットカードが手元に戻っても、日中アタマの中に浮かんできたモノたちをポチるようなことはなかった。
「買えないから欲しくなる」が正しいのかもしれない。
いずれにせよ余計なものを買わずに済んでよかった。
買い物するなら11日の夏コミで心行くまでお金を遣いたいところだ。