テルノグ

文章もお絵描きも、かきたいときだけかく。

iPadが欲しい 15分に1回アップルストアを覗くほどに。

物欲にまみれた記事を何度か書いてきたが、久しぶりに強い衝動に駆られてぎりぎりで押さえている状態になった。今にもwebストアの「購入する」ボタンをポチりそうになるのを「鎮まれ・・!俺の右手……!!」とばかりに耐えていた。

 いやむしろ何度か「購入する」ボタンを押していた。

買い物カートに入れて決済にする手前でブラウザを閉じていた。

 

iPadとApple pencilがほしい。

いやiPad pro 12.9インチの256GBが欲しい。

 

わたしはiPad系のデバイスで絵を描きたかった。

 

どうしても収まらないので、文章で書き出す。

 

欲しい理由

わたしは絵とマンガを描くのだが、iPadが欲しい一番の理由は「絵を描きたい」からだ。紙にも描けるし、PCでも絵は描ける。けれどiPadに絵が描きたかった。

何故かというと、興味があるのと、ガラスにペン先を滑らせて絵を描いてみたいというだけだった。辛抱たまらなくなって新宿のAppleコーナーで試し書きしに行った。

結果としてはますます欲しくなっただけだった。

店員さんに機種の違い、専用アクセサリーの説明を聞いて、具体的にどの機種が欲しいと固まっていよいよ欲しくなっていった。

 iPad pro 12.9インチが欲しい。

人はiPad pro 12.9インチが欲しくなるとどうなるか?

ひたすら、iPad pro 12.9インチが欲しいのだ。ただiPad pro 12.9インチが欲しい。

シンプルに欲しい。

なんなら日常会話の単語とiPadという単語を間違えたりもした。

週末の休みの間15分ごとにAppleのサイトを覗きに行っていた。

 

 

何に使うのか

これまで絵を描きたいがために買ったものは沢山ある。

スケッチブック、製図ペン、トレス台、ワコムのペンタブレット、左手デバイス、モデル人形、3Dデッサンアプリ、ポーズ集、イラスト素材、写真素材、⚪⚪の描き方本など。 

使っているものもあれば、すっかり使わなくなったもの等さまざまだ。

わたしは、iPad pro 12.9インチが後者…使わなくなるものになるのが恐ろしくてこれまで手が出せなかった。

大抵は「これがあれば思うように絵が描ける!」と思っては

実際に手を動かしてみると描く努力が必要で、

描く練習も必要で、

当然描けなくて、

毎日練習するぞ!という気持ちも薄れ、使わなくなって行く。

でも、あ、あれ持ってたわ。良かった。と、後から助かることも多いので後悔はしていない。ただ、あれだけいいなと思っていたものがそれほど使わなかった事実を恐れている。

ましてiPad pro 12.9インチは高価だから。

 

 

他に出来ることは?

あまり使わなくなっていくのを恐れたわたしは、絵を描くほかにiPad pro 12.9インチで出来ることを探した。当然、たくさんあった。

 電子書籍

 ブラウジング

 2窓

 Apple Pencilを使ったメモ、書き込み

 iOSアプリ各種

 映画

 音楽

当然だ。iPad pro 12.9インチは別にお絵描き専用端末ではない。

使い方次第で何でもできる。

わたしはかつて手放した本を電子書籍で買い直すことがあるので、読みやすいデバイスは理想的だった。

 

iPad pro 12.9インチ以外の端末は?

お絵描きができるタブレットというと、レイトレックタブが人気だ。

5万せず、ペン付きで、しかもクリップスタジオというマンガ制作ソフトがそのまま使える。Windows10が入っているタブレットなので基本的にわたしのWindows環境と相性がいい。使い方もきっと慣れている。

使っているお絵描き仲間も多い。彼らは飲み会でオフ会で、旅行先で、通話した後で、ちょっとした心に残るよしなしごとをレイトレックタブで描いては公開している。

そのアクティブなお絵描きスタイルに憧れた。

自分もタブレットでお絵描きする環境があればあんなふうになれるのではないか?

そう思った。

でも、やはり、「あれがあれば、きっとこうなれる」というのは幻想で、買って満足してしまい何も変わらないのではないか?という感情がつきまとい、レイトレックタブは今の今まで購入まで至っていない。

 

 

どうしても欲しい

iPad pro 12.9インチが欲しくなったわたしは、財布が欲しくなったとき、手帳が気になりだした時と同じように、webサイトを回り、実物を触り、買わない理由と買う理由を交互に考えて過ごしていた。職場の環境も変わったので、ストレスでも溜まっていたのかもしれない。とにかくiPad pro 12.9インチが欲しい。

 

値段のせいで買わないのか?

いくらなら買うのか?

いっそジャンク品の中古を使い倒してみるか?

もうほぼ買うつもりになっている。

手元にはないが、脳内には買った場合のことを考える時間が多くなった。

月が代わり、6月に突入して、ボーナスの時期になる。

買える…

いやしかし…

毎日、「整備済み製品」リンクを叩いては、欲しい機種が載っていないかをウォッチする日々が続いていた。

整備済み製品というのは、ようは店舗などから返品されてきた準新品をAppleが整備、クリーニングして、新品の箱に入れ直して、少し値下げをした製品だそうだ。

 

ひと世代前の機種はあるが、なかなかお目当ての物は入荷しない。

整備済み製品は、返品されなければ在庫が補充されないから当然だ。

毎日チェックしよう。

それで縁があれば買えばいい。

そのうち熱が冷めれば、このiPad pro 12.9インチに焦がれる変な状態から抜け出せるだろう。入荷は滅多にしないだろうきっと。

そのうち冷める…熱も目もさめる…

 

そう思っていた。

フラグをたっぷり立てて、続きは次の記事でお話するとしよう。

 

 

ここだよ!ここ!