手帳のバーチカル恐怖症を克服する【15】
時刻が縦軸に刻まれているバーチカルタイプの手帳。これが使えなくて、だから時間の使い方が下手くそなんだ!と考えてた時期があった。
使いこなせるようになりたい…
そして締め切り前に慌てずにすむような計画的な人間になりたい…
でも手帳を白紙にしてばかりなのにバーチカルなんて続かずに無駄になるのでは…無理…
タイトル通り、そんな思いからバーチカルタイプの手帳を無理とか言わずになんとか恐れずに使ってみようというシリーズである。
このシリーズの記念すべき1回目はこちら
人気のバーチカル手帳、ジブン手帳2冊目が、終わろうとしている(2020年手帳は12月始まり。11月のもある)。
わたしはバーチカル手帳を仕事手帳として2年間使えていた。使いこなしたというレベルではないが、バーチカル部分に白紙のページはない。
また、先月、仕事以外の時間を記録していたwebツール(タスクシュートクラウド)の継続課金が切れた都合で、プライベート時間もバーチカルに書き込むようにしている。
「この時間何をしたか」を記録していくのだが、webで記録していた習慣が生きており、付けるのがラク。それどころかwebツールよりアナログの方がむしろ良いのでは???という点まであった。
今回はバーチカル手帳の良い点と悪い点を羅列していこうと思う。
紙の面積に限界がある
紙の面積に限界があるので24時を過ぎたら嫌でも次の日の欄に書くしかないこと
しょっちゅう夜更かしをするので、日付が変わった意識が薄いのだが、0時過ぎに寝ているという意識が強まって早く寝る気持ちが高まった。
前日比がすぐわかること
見開き1週間なので、当然左隣の枠線があり、前日の記録がある。これが振り返りができないわたしを強制的に振り返らせてくれる。
これまで帰ったら手帳で振り返るぞ!決めたぞ!と思っても、帰宅したら夕飯食べながらwebツールで「帰宅」「コンタクトを外す」「夕飯」などの時刻をまとめてほぼ無意識で記録しながらYouTubeのチャンネルをチェックするのが日課になっていた。わたしはまず家で手帳もバレットジャーナルも開かなかったのだ。
それが、webツールではなくなったことで記録のためには手帳に書き込む必要が生じた。当然、手帳は必ず開くことになる。手帳を開けば、イヤでも1週間の軸が目に飛び込んでくる。わたしにはこれが効果的だった。
不思議なチカラで開かせない封印でもされてんのか?というくらい開かなかった「手帳開くこと」ができたのだ。
我ながら小さ過ぎる変化だと思うが、何を始めても手帳の振り返り、レビューを定着させられていないわたしにとっては、巨大な変化だ。
わたしはこの変化にすがるように来年の手帳をジブン手帳ファーストキットに決定した。ほぼ日手帳は来年はお休みだ。
良い点ばかりではない。当然だ。
平均が出しづらい
睡眠時間の平均、だらだらしてしまった時間の平均など、これはwebで見られていたが、当然アナログは自分で計算しないとわからない。でも手帳開いて振り返れない自分が平均値を使えたためしがないので困る以前の問題だった。
ルーチン、毎日の日課登録ができない
平日は毎日通勤するし、食事もするし、入浴すれば髪も乾かす。webツールは決まった行為をオートで書き込んでくれ、スタートとエンドだけポチッとタップすればよかった。だが当然手帳は毎日食事をするなら3食×395回「メシ」と書き込まないといけない。
スタンプや記号などで簡略化もできるが、完全に自動にはできない。これは結構つらいが、手帳は触れば触るほど癖がつくのでこの手間も習慣化のためのステップと思えば良いのかもしれない。
忘れたらアバウトになる
デジタルはタップした時間にストップウォッチが始まるように正確に記録がとれる。作業に掛かった時間が自動的に保存される。
アナログのデメリットはあるものの、とにかく、書き込むために仕事の後も手帳を開いて、前日や1週間のログを見返すことができる。これができること自体が快挙なので、ジブン手帳にやっと自分が追い付いた気がしている。
ジブン手帳スターターキットを来年の手帳に選んで、仕事以外のログも合わせて1冊に出来る気がしてきた。ひらめきや思い出などは、バレットジャーナルで残すことにする。
買ったのはコレ。
9月の発売から3か月遅れで来年の手帳を決めたところで、次はひとり手帳会議(手帳どう使うか)の記事も書こうと思う。
そういえばバーチカル手帳を克服した際に擦りきれるほど読んで現物も電子書籍も入手した手帳活用法の本(なんならこの記事書く間にまた読んでる)についても書きたい。
ちょっと趣味の締め切りが近づいてきたので慌ただしいが、それこそ手帳で進捗でも管理できるようになりたいと思う。新しい手帳は良い物だ。まだまだ模索しながら、自分の使い方を探っていこうと思う。
ライフログの見直し
アナログに戻ってみようと思う。
何がデジタルだったかと言うと、ライフログ記録だ。1日24時間、どんな行動に何時間使っていたかを記録するツール(有料)の課金が切れたので、一時、ジブン手帳に避難することにした。
1日にやったことをすべて記録するライフログの記録はタスクシュートを使い続けてきた。ちょうど丸2年経った。
いつ始めたのかわからなかったのだが、継続課金が切れて2年と知った知った。2017年か~。3年目に突入する前にちょっと振り返りたくなった。
毎日のように通勤電車の中で「起きた時間」「朝ごはん」「二度寝」「仕事の支度」「往路(通勤)」とログを入力していたのだが、当然支払いをしていなければ利用できない。
完全に手癖になっているのですぐ支払いしようとスマホから決済画面を開いたが、ふと思い出した。
このサービス、現在はブラウザ版とデスクトップ版があるが、先日アプリ版開発のクラウドファンディングが成功したので(わたしも、微力ながら支援させて頂いた)、スマホアプリがリリースされる予定だ。1年契約してしまうと料金形体がどうなるかわからない。
その辺りの発表があるまで、ちょっと停止しておこうと思った次第だ。
使いこなしてない部分もある。
その辺の棚卸しや、来年の手帳選びもかねて仕事にしか使って無い、帰宅後の時間帯がスカスカなジブン手帳を今更みっちり使い込んでみようと思う。
次回は超久しぶりに「手帳のバーチカル恐怖症を克服する」シリーズになりそうだ。たぶん15記事目。
秋の振り返り
9月からもう2ヶ月経ち。
同時に年内にやりきることと、来年に持ち越すこと、新たに来年やりたいことを考え出す。
相変わらず振り返りがへたくそなのだが、まずは習慣化していることを振り返ってみた。
バレットジャーナルは続いている。
オフィスで仕事のことはジブン手帳に書きながら、バレットジャーナルを横に置き、そこで思い付いたことやおすすめされたこと、愚痴の感情を書いてある。
家計簿は10月半ばに行った小旅行でちょっと狂ったが記録はつけられている。職場が変わって収入が減り半年経過するがまだ前の収入と同じ感覚で生活しているのが丸分かりだ。残業が減り生活はまあまあ改善したので金銭面をちょっと引き締めていかねばならない。
旅行の写真はプリントアウトしてほぼ日手帳に貼り、見返すと楽しかった思い出に顔がニヤける。
仕事や生活以外の「やりたいこと」の進捗については、正直宜しくない。
10月アタマにウチにNintendo Switchがやって来て、運動不足解消にfit boxing始めた。
幸い1ヶ月続けている。気持ち体が軽い気がする。体重計の数字を見る限りたぶん気のせいなのだが。
新しいことを始めたのはこのフィットボクシングだ。世はリングフィットアドベンチャーが大流行して品切れ&転売が横行している。
振り返るとまあまあ頑張っている気持ちになるので、良しとしよう。
11月になり、趣味の原稿の締め切りも設定したので、そこに向けて作業をしながら習慣を乱さないのがいつもできない目標なので、フィットボクシングだけでも続けていけたらと思う。